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2022/12/22 19:34

日に日に寒さが増す冬のはじまり。
ぽっかり空いた休日。
おうちでぬくぬく過ごすのもいいけれど、たまには重い腰をあげて、気になっていたお店へ足を運んでみるのはどうだろう。
読みかけの一冊をかばんにしのばせて。

前回に引き続き、今回も店主のtomoが『わたしの好きな場所』をテーマにお届けいたします。

今回おじゃましたのは、大阪和泉市にあるカフェ「LAGURUS」さん。
無性に甘いものが恋しくなる冬のひとときにぴったりなお店です。

●毎日食べたくなる優しいケーキと焼き菓子のお店「LAGURUS」
ACCESS:〒594-0032 大阪府和泉市池田下町 164-1
OPEN:11:00-17:00 (LO 16:30) 水・木、ほか不定休

▲お店の扉を開けてまず目に飛び込んでくるのが、天井から吊るされた色鮮やかなドライフラワーたち。
ドライフラワーの種類は定期的に変えられているそうで、お店ではドライフラワーの販売も◎


▲この日は「林檎とさつまいものタルト」をいただきました。
お店のショーケースに並ぶケーキや焼き菓子は、すべて店主さんが手づくりされているそう。
冷え切った身体を温めてくれる珈琲や紅茶、ホットチョコレートなども◎

▲きらきらとしたショーケースに並ぶ、手づくりのケーキたち。
わたし自身、何度も訪れている「LAGURUS」さんですが、ショーケースを眺めるたびに毎回うっとりしてしまいます。
季節のフルーツを使用した今しかお目にかかれないケーキもあり「今日はどれにしようかなぁ・・・」という幸福な悩みがそこには待っているのです。

そして、この日かばんにしのばせておいたのは松浦弥太郎さんの「ご機嫌な習慣」。
自宅の本棚に仲間入りしてから随分と時間が経ちましたが、ふと読み返したくなった一冊です。

静寂と喧騒が入り交じる場所での読書というのも意外と集中出来るもので、
この日も「普通」であることの美しさや「ありがとう」の言葉、「はじめてのこころ」を持つことを大切にするなど、
松浦弥太郎さんの言葉の数々にはっとさせられたのでした。

いつもと違う場所で、美味しいケーキを食べて、温かいお茶を飲んで、本を読む。
たったそれだけのことかもしれませんが、その小さな喜びが今の自分の支えてくれています。
そして、日々の生活にちりばめられた喜びやワクワクに気付ける心を持っていれば、これから先も何とかやっていける、そんな気がしています。

▲毎回、帰り際についつい欲しくなってしまうのが、店主さん手づくりの焼き菓子たち。
この日もクッキーとケーキをお土産に、お腹も心も満たされ、和やかな気持ちで家路につきました。

気になっていたお店の扉を開けるには、少しの勇気が必要です。
でもその先には、今の自分が知らない世界があり、さらには知らない自分が待っていてくれる、なんてことも。
そして、何度か通ううちに「ここに来ればほっとする」と思えるような、大切な場所に変わることもあるということ。
そんな場所を持つことも、日々の豊かさに繋がる理由のひとつであり、
家や職場、学校でもない、自分だけのほっと出来る場所があるというのは、生活する上で案外大切なことだったりするのかもしれません。


Elää店主
tomo

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